溶融亜鉛めっき後におけるリン酸亜鉛処理材の活用

弊社は北海道唯一のリン酸亜鉛処理設備を有しています。

リン酸亜鉛皮膜 3つの特徴

1. 土木・建築 景観資材として

光沢のある銀白色のめっき外観とは異なり、淡灰色~濃灰色の落ち着いた色合い。変化に富んだ結晶模様も掛け合わさって、少しマジカルな雰囲気がじんわりと視覚に伝わってきます。

2. すべり耐力性能として

溶融亜鉛めっき高力ボルトによる鉄骨の摩擦接合において、ブラスト処理以外の方法でも十分なすべり耐力を得ることができます。

3. 塗装下地(前処理)として

溶融亜鉛めっき面にそのまま塗装するのとは異なり、めっき面上にリン酸亜鉛の化学的な安定皮膜を生成させますので、塗料は強く密着し、塗装の耐久性が一段と向上します。

リン酸亜鉛皮膜処理された製品群

表面特性

リン酸亜鉛皮膜は、溶融亜鉛めっき加工された鉄鋼製品を化成処理したものです。
めっき表面にリン酸亜鉛の結晶皮膜を生成させました。淡灰色~濃灰色の安定した色合いを表面に浮き出し、環境との調和を図ったもので、塗装とは本質的に異なります。
リン酸亜鉛皮膜は塗装に比べ退色や剥離がなく、補修の必要がありません。また、皮膜の色合いの変化は、無色のリン酸亜鉛結晶が光の反射を変化させることによるものです。
見る角度や天候(日差し加減)により視覚に伝わってくる色合いの感じも変わります。適切な材質の薄鋼板では、めっき面に亜鉛の結晶模様を出すことができ、金属亜鉛と反応したリン酸亜鉛皮膜は美しい濃淡模様となって現れます。
※部材厚が厚くなるに従い、結晶模様の濃淡は薄らぎ消失していく傾向があります。

耐候性

通常の溶融めっきの場合、自然環境下で生じる酸化亜鉛の生成が長期にわたり繰り返されます。 酸化亜鉛は保護皮膜となり、鉄を錆から守ります。
初期の外観は光沢のある銀白色で、それから淡灰色されに長期経過しますと濃灰色へ変わります。
皮膜は長期下で自然生成する保護皮膜によく似た灰色のリン酸亜鉛結晶皮膜で覆われています。そのため外観の経時変化は徐々に進み、数年から数十年経過しますと初期の色合いに更に渋さが加わり、いぶし銀のごとく一段と気品ある濃灰色へと変化していきます。
リン酸亜鉛の結晶皮膜は微少な空隙があり、空隙に大気中の水分・酸素・炭酸ガスが進入し、下地亜鉛との反応により保護皮膜ができ空隙をシールドします。 この過程はきわめてゆっくりとした進行のため、色合いの変化が少なく安定しています。

製造工程

製造工程フローチャート

設備概要

処理槽寸法
L5500×W1100×H1600
処理槽数
脱脂槽×1個
水洗槽×1個
表面調整槽×1個
湯洗槽×1個
化成処理槽×1個
処理液加温設備
LPガスボイラー 一式
排液処理設備
特定施設設置届出済・札土当出第533号 一式
乾燥設備
乾燥炉 3基

設備写真

脱脂処理槽 表面調整処理槽 処理作業状況#1 処理作業状況#2

亜鉛皮膜処理槽#1 亜鉛皮膜処理槽#2 処理後状況#1 処理後状況#2

処理後乾燥状況(乾燥炉)#1 処理後乾燥状況(乾燥炉)#2 処理液加温設備(ボイラー) 排液処理設備#1

排液処理設備#2 排液処理設備#3 排液処理設備#4 排液処理設備#5